地震の力は「壁の力」が支えます
従来の日本家屋の構造は、強い柱で重い屋根を支える考え方が主流でした。しかし現在の構造は地震などの横から加わる力に対して、「強い壁」の力によって対抗することが必要です。当然、1階は2階を支えるため、より多くの壁が必要です。しかし現実には、2階に子供室や寝室などの個室をとり、1階のリビングを広くとったり、続きの間(LDK)をつくったりするため壁の量が少なくなりがちです。地震に強い家にするためにはまず耐力壁をきちんと確保することが重要になってきます。
地震に強い家づくり
Seismic housing
Save my family's life
地震に強い家が求められる時代
東南海地震が極めて高い可能性として取りざたされている今、
迫り来る地震の脅威に負けない家にするにはどうすればいいのか。
デプロホームのコンセプトのひとつ「地震・災害に強い家づくり」、そのポイントをご説明いたします。
耐震
等級
1
耐震等級.1
極めて稀に発生する地震(震度6強~7を想定)による力に対して倒壊、崩壊しない程度
一般住宅でよくある
耐震性
耐震
等級
2
耐震等級.2
耐震等級1の、1.25倍の地震に耐えられる性能・耐震強度の水準
学校や施設など
避難所建物の耐震性
当社規定の耐震仕様
耐震
等級
3
耐震等級.3
耐震等級1の、1.5倍の地震力に耐えられるの性能・耐震強度水準
消防署や警察署など
防災拠点建物の耐震性
従来の日本家屋の構造は、強い柱で重い屋根を支える考え方が主流でした。しかし現在の構造は地震などの横から加わる力に対して、「強い壁」の力によって対抗することが必要です。当然、1階は2階を支えるため、より多くの壁が必要です。しかし現実には、2階に子供室や寝室などの個室をとり、1階のリビングを広くとったり、続きの間(LDK)をつくったりするため壁の量が少なくなりがちです。地震に強い家にするためにはまず耐力壁をきちんと確保することが重要になってきます。
帯状に連結した基礎。壁下に集中して荷重がかかり、軟弱地盤であると不同沈下が起こる可能性がある。建物面積の全体に敷かれた基礎。基礎面全体で荷重を受け、地盤に対して均等に力が加わる。不同沈下の可能性が低い。
帯状の基礎
布基礎工法
帯状に連結した基礎。壁下に集中して荷重がかかり、軟弱地盤であると不同沈下が起こる可能性がある。
全面敷の基礎
ベタ基礎工法
建物面積の全体に敷かれた基礎。基礎面全体で荷重を受け、地盤に対して均等に力が加わる。不同沈下の可能性が低い。
地震の力によって壁は左の図のように変形します。耐震のポイントは「必要壁量の大幅強化」であり、建築基準法の沿革を見ても、大地震のたびに耐震設計規定が強化されており、木造住宅の耐震強化には「壁」を強くすることが求められています。
一般在来軸組工法
(筋交)
筋交だけでは力が1ヵ所にだけ集中してしまい、地震の力によって壁が変形してしまう可能性があります。
筋交+耐力面材工法
筋交と構造耐力に優れた面材とが一体となった面で支える構造です。6面相互の緊結により家を形づくります。
地震の力が1箇所に集中してしまう筋交とは違い、耐力面材は力を面全体に分散させると共に、壁倍率を3~5倍までにすることが可能です。地震・台風時には巨大な力が加わります。壁の強度は最重要です。
ダイライトを使用した「筋交+耐力面材工法」は、力を全体で受け止め分散させるので万一の災害にも優れた強度を発揮します。
地震の力によって床は左の図のように変形します。(壁量規定は床の強度を確保することを前提した場合。)床の剛性を強化することで本来の耐震性を発揮させることができます。
一般在来軸組工法
(火打材)
火打材とは地震の時などに建物の角がゆがまないように、土台面、床面、梁面などに必ず入れる部材です。
火打材+面材工法
在来工法の火打材にさらに面材工法を取り入れることにより更なる強度を実現しています。
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水平力に対して対抗できる「壁または筋交いの入った軸組」を「耐力壁」といいます。
耐力壁の水平力に対する性能は壁を構成する材料・材質・結合方法によって異なり、性能の大小は、耐力壁の壁倍率で表されます。壁倍率の数値が高いほど性能が高いことを示します。重心(家の重さの中心)と剛心(家の強さの中心)が離れすぎると、振り子のように振巾が大きくなり、地震に対してねじれやすくなります。
従来の構造用合板が木材を原料としているのに対し、ダイライトパネル(MS)は鉱物繊維と火山性ガラスから作られた耐力面材。
大建工業株式会社が開発したこのダイライトMSは、人体や環境への影響を充分に考慮するとともに、その強度の高さと抜群の施工性で住まいの安全性を向上させる新素材です。
特徴
01
「地震・台風に強い」
地震や台風などの外力に対する強さを示す数値、壁倍率。
ダイライトMS9mm厚は、軸組工法で壁倍率2.5の認定を取得しました。
この壁倍率の高さは、大きな外力が加わっても壁体の変形量を最小限におさえ、優れた耐震性や耐風圧力を発揮することを実証しています。
特徴
02
「火災に強い」
ダイライトMSは燃えにくい無機質素材ですから、すぐれた防耐火性能をそなえ、準不燃材料として認定されています。
不燃材料の外壁と壁内部に施工した断熱材によってさらに強力な防・耐火性を実現し、類焼・延焼を防ぎます。
不燃・準不燃認定材料
ダイライトは燃えにくい無機質材料からつくられています。だから、優れた防火・耐火性を持ち、不燃・準不燃材料として認定されているほか、構造体では屋根30分耐火などの各種認定を取得しています。(製品・用途により。不燃性は異なります。)
特徴
03
「透湿性に優れ、結露を防ぐ」
壁の中の湿気がこもって発生する「壁体内結露」。壁を内側から腐らせ、住まいの寿命を短くする住まいの大敵です。ダイライトの優れた透湿性が、外壁通気工法と組み合わせることで住まいの大敵、壁体内結露を防ぎ、住まいを長持ちさせます。
合板約3倍透湿性
ダイライトMSの透湿抵抗は3.0㎡・h・mmHg/g(12mm厚)、2.3㎡ ・h・mmHg/g(9mm厚)と、構造用合板の3分の1以下。壁の内側の湿気をすみやかに放出し、結露を防ぎます。
特徴
04
「腐れ・白蟻に強く、丈夫で
長持ち」
6ヶ月間土中に埋める実験を行ったところ、構造用合板は全体が腐食しましたが、ダイライトMSはほとんど変化がありませんでした。ダイライトが腐れに強く、常態時の強度を長期間保つことが確認できます。
また、白蟻食害試験では白蟻植付け3週間後において90%という死中率を達成。
無機質の新素材ダイライトは、白アリが食料とする成分を含んでいないため、高い防蟻性を誇っています。
特徴
05
「有害物質を使わずに健康に
配慮」
ダイライトは、発ガン性があるとされるアスベストを一切使用せずに加工されています。また、アレルギー体質への影響が懸念されシックハウス症候群の原因物質であるホルムアルデヒドについても、JIS放散量基準のE0タイプ(0.5mg/l以下)の基準を大幅にクリアしています。
ダイライトパネルの詳細につきましては、メーカーのオンラインカタログにてご確認いただけます。
また、商品内容に関してご不明な点がございましたら、当社までお気軽にお問い合わせください。
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